九州鉄道記念館 Kyushu Railway History Museum

九州鉄道記念館は、門司港駅の近くにある鉄道をテーマとした観光施設です。

オープンしたのは2003年8月ですが、今でもイベント時にはゲートが開く前から行列ができるほどの人気です。
※写真は2009年の「鉄道の日」の朝の風景。行列は、この後ろに50人くらいでした。 

入り口にSLの59634があって、見学に、記念撮影にと活躍。
このSL、数字の語呂合わせから「ごくろうさんよ」っていう愛称で呼ばれていたそうです。 

さあ、それでは入場券を買って中に入ってみましょう。
入場料は大人300円小人150ですが、JR九州のSUGOKAだと2割引! 

入場してすぐのエリアは「車両展示場」です。
SLの他にも「月光」「にちりん」など九州で活躍した8車両が展示してあって、中が見学ができる車両もありました。

この日はイベントがあったので、C591は「さくら・はやぶさ」のヘッドマークをつけていました。ヘッドライトも点いていて、今にも走り出しそうですね。

キハ0741はかなり古い気動車ですが可愛いカラーリングで目立っています。

そばの階段を上がるといよいよ九州鉄道記念館の本館です。

赤いレンガの建物が、なんだかとってもオシャレに見えます。
家族連れのお客さんが多いのも微笑ましく思いました。 

入り口のドアが開くと・・・・そこは駅のホームです。
弁当売りの姿が見えます。
お客さんが並んでいますね。

ここは右手にあるキッズルームです。
親子で遊んでいる姿が「鉄」の趣味を継承しているように思うのは私だけでしょうか。

キッズルームの辺りから1階を写したものです。
写真の左手が入り口で、左の奥にはショップゼロマイル(おみやげなど)があり、その奥にはミュージアムカフェ汽車ぽっぽがあります。
右手奥には、2階へ上がる階段があります。 

2階は展示コーナーがあります。
時々イベントがあって何回訪れても楽しみな場所です。
私は常設展示の「駅弁のいろいろ」が気に入っています。
あの入り口の弁当売りさんに、この弁当を持ってもらったら、完売しそうですね。 

2階の展示品を見て、反対側にあるこの階段で1階に降りました。
1階には、他にも「運転シミュレーター」や「九州の鉄道大パノラマ」があり、人だかりができていました。

外に出るとミニ鉄道公園に列車の姿が見ました。
この列車はソニックです。
ほかにも、「かもめ」や「ゆふいんの森」「つばめ」などが走っていました。

  九州鉄道記念館 Kyushu Railway History Museum
  開館時間 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
料金 大人 300円  小・中学生 150円
※JR九州のSUGOKA利用で2割引

ミニ鉄道は1回300円(3人乗り)
休館日 第2水曜日(7月は第2水・木 8月は無休)
※第2水曜日が祝日の場合は翌日が休館日
駐車場 国道3号線沿いに有料駐車場
※駐車場の方にも出入口があります
電話番号 (093)322-1006
バリアフリー情報

車いすで入場・移動が可能
本館2階へはエレベータあり 

旧門司三井倶楽部 Old Moji Mitsui Club

旧門司三井倶楽部は、門司港駅のすぐ前に見える洋館です。

1921年(大正10年)に三井物産門司支店の迎賓館として、門司区谷町(門司港の山の方です)に建てられました。翌年1922年には、アインシュタイン博士がエルザ夫人と共に門司三井倶楽部に宿泊しています。(11月17日から43日滞在し、12月29日に門司港から日本郵船の榛名丸で日本を後にしたそうです)

戦後は財閥解体で三井物産が門司から撤退し、国鉄が買い取りました。そして、国鉄職員の福利厚生施設として使われ「門鉄会館」と言われていました。しかし、後には、建物はボロボロとなり「幽霊屋敷」などと呼ばれていたとか。

その後、解体されるところでしたが1990年に北九州市に無償譲渡され、現在の場所に移築・復元されました。この時、北九州市の働きかけもあって国の重要文化財に指定されたため、費用の多くは国が負担したそうです。リフォームされたおかげで、現在はとてもきれいになりました。 

中に入ると、左手にインフォメーションがあり、右手には立派なソファーが置いてあります。(写真の左側が建物の正面入り口です)

1階には、いろいろなイベントが行われる「多目的ホール」と「レストラン三井倶楽部」と「お土産ショップ」がありました。

また、写真正面の階段から2階に上がることができます。上がるときに係の方から「靴を脱いでください」と言われました。床が木で出来ているので、靴だと傷むのだそうです。

ギシギシと音がする階段をあがると、この部屋がありました。

アインシュタイン博士夫妻が日本で最後に泊まった部屋です。現在、アインシュタインメモリアルルームとして公開されています。

この部屋は、大正11年にアインシュタイン博士が宿泊した部屋を忠実に再現したそうです。ねこ足バスタブがステキでした。

また、門司ゆかりの作家「林芙美子」のパネルなど、林芙美子資料室もありました。

上の写真は、林芙美子に関した絵画だったと思います。

なお、2階へあがったあと、順路にしたがって降りる時には別の階段から降りました。
靴は持ってあがるようになります。 

なお、この建物の設計者は松田昌平さんです。道の反対に建っている旧三井物産門司支店の設計者である松田軍平さんのお兄さんです。

  旧門司三井倶楽部 Old Moji Mitsui Club
  開館時間 9:00~17:00
料金 2階のみ有料  大人 100円  小・中学生 50円
休館日 年末年始
駐車場 門司港駅の駐車場から徒歩2~3分
お問い合わせ 093-321-6191
バリアフリー情報 建物入口に階段あり

 

 

 

関連記事   三井倶楽部の焼きカレー

外部リンク  門司港地区の観光スポット (22~25) (北九州市まちづくり推進課)

          旧三井港倶楽部 (みついみなとくらぶ:福岡県大牟田市にある施設)
          明治41年に、三井財閥の迎賓館として建てられたもので、外観が似てます。
          平成17年には大牟田市の指定文化財となりました。

国際友好記念図書館

国際友好記念図書館は、北九州市と中国の大連市との友好都市15周年を記念して北九州市が建築した建物。一見、図書館には見えないが、2階と3階が北九州市立の図書館となっている。

1階入って左側はレストラン「大連あかしあ」(中国料理)、1階の右側は......何だろう?右に行く通路は見あたらなかった気がする。1階正面の通路をまっすぐ進むとトイレがあった。ただ、残念なことに建物入り口に上写真のように階段があるので、バリアフリーとは言い難い。車椅子の方は、向かいの旧門司税関のトイレを利用すると良いと思う。

建物前の説明板には、「両市の文学的・歴史的に意義のあるシンボルとなるよう、大連市の歴史的建造物を文献調査や実測調査を基に建設当時の近い形で複製建築しました」と記してあった。(一部を抜粋)

その建物というのは、1902年に帝政ロシアが中国の大連に建設した東政鉄道汽船会社事務所で、設計者はドイツ人。ということで、中国の歴史的建造物だが、ドイツ風の建造物である。

では、なぜこの建物を選んで複製したか。個人的には次の理由によると推測した。ひとつは当時の大連には日本人が多く居留していて、東政鉄道汽船会社事務所は戦前まで日本人が利用していたこと。(1907年から大連倶楽部として、1926年から日本橋図書館として)

もう一つは、大正ロマンを標榜する門司港レトロにとって、洋風建築物がマッチすると判断したからではないだろうか。

なお、中国の大連にあったオリジナルの旧東政鉄道汽船会社事務所のその後だが、戦後は集合住宅として利用されていたらしい。そして、日本で国際友好記念図書館が建築された後に解体され、日本から建材を逆輸入して建物を建築。ということで、日本と同じように複製された建物が大連にもあり、ロシア街入り口の芸術展覧館となっているそうだ。

1階エントランスホール。あまり広くはないが、説明書きがいろいろあって興味深い。 

閲覧室は、床が黒光りしていて高級感があった。中国や東アジアの国に関する書籍が多かった。

3階の資料室。まるで博物館のような雰囲気。

ふたたび2階に戻って、別のコーナーへ。こちらは子供の本のコーナーのようだった。

 国際友好記念図書館
  開館時間 平日 9:30~19:00
土日祝 9:30~18:00
料金 無料
休館日 月曜日(祝日をのぞく)
館内整理日 年末年始
住所 北九州市門司区東港町1番12号
(〒801-0853)
駐車場 門司港レトロ駐車場がすぐ近くにある
電話番号 (093)331-5446
バリアフリー情報 建物入り口に階段 2階へも階段のみ 

 

外部リンク  国際友好記念図書館の案内(北九州市役所)

NTT門司電気通信レトロ館

門司港インターから、レトロ地区に向かう途中に見えてくる「NTT門司電気通信レトロ館」です。

1924年(大正13年)に、門司郵便局電話課庁舎として新築。

ちょうど角の所にある赤い電話ボックスは、日本最初の公衆電話ボックスの復刻版で、モデルにしたのは灯台とか。

レトロな感じでとても雰囲気を感じるのですが、中の公衆電話もレトロなデザインだったら......と、いろいろ考えてしまった。

建物は重厚で立派ですが、室内も意外なほどゴージャス!
年代物の公衆電話とかテレホンカードとか、いろいろ展示してありました。

ここは、見学も駐車も無料の上にすいていて、ゆっくり見学できました。
でも、訪問時は他に見学者がいなくてちょっと寂しかったな。


開館時間は9:00~16:30で、祝日以外の月曜日が休館日。
建物に沿って海の方に進むと無料駐車場があります。
あと、建物の中はフラットな床だけど、入り口の前は少々段差がありました。

旧門司税関

旧門司税関は1912年(明治45年)の建築で、1927年(昭和2年)まで使われました。
設計者は明治建築界三巨頭と言われた妻木頼黄(つまきよりなか)です。

税関が西海岸の方に移動したため、建物は民間に払い下げられ、しばらく倉庫などに使われていたそうです。その後、老朽化した建物を北九州市が買い取り、修復したのが現在の「旧門司税関」の建物です。

現在は、休憩室やギャラリーとして使われていて、様々な展示会が行われています。

旧門司税関-001.jpg

このあたりは、休日は人通りが多く、観光客でにぎわっています。
上の写真は、早朝に写したもの。

旧門司税関-002.jpg

こちらは、建物を「第一船溜まり」の側から写したもの。
左端にちょっとだけ写っているのはブルーウイングもじ(ブルーウィング門司)です。

旧門司税関-003.JPG

こちらは、昼間の撮影。この時は何かイベントが開催されていて、多くの観光客が行き交っていました。

建物の中は1階には広い吹き抜けと、奥の方に「税関展示コーナー」。
海側には喫茶店「レトロカフェ」があります。

2階はギャラリーと展望室があり、年間を通してさまざまな展示会が開かれています。

3階は小さな展望室になっています。

ここで開かれる展示会や音楽会など様々なイベントは、たいてい無料なので、休憩がてら寄ってみるといいかもしれません。

なお、現在の門司税関本関のビル(門司港湾合同庁舎)は門司港駅と海峡ドラマシップの間に建てられています。
管轄区域は、山口県と一部地域を除く福岡県・佐賀県、および大分県・宮崎県と長崎県の壱岐・対馬です。支署に「博多税関支署」や「大分税関支署」、「福岡空港税関支署」を擁するあたり、かつての大都市「門司」の片鱗がうかがえます。

公式サイト  税関展示コーナー(旧門司税関)

旧大阪商船 OLD MITSUI O.S.K LINES LTD. BUILDING

旧大阪商船は、大正時代に建築された大阪商船門司支店の建物を修復整備したものです。

「大阪商船」は1964年に「三井船舶」と合併して「大阪商船三井船舶株式会社」となり、「商船三井ビル」として1991年まで使われていました。
※現在は「株式会社 商船三井」

その後、解体する予定だった建物を北九州市が買い取り、復元されています。

外部リンク 北九州市旧大阪商船(ガゾーン関門北九州圏)


さて、この建物はレンガづくりのように見えますが、実は木造二階建てです。(一部コンクリート造り)
設計者は河合幾次です。  

建物の上部にある八角形の塔は、かつては灯台として使われていました。
当時、建物の北側には海が広がっていて、建物1階は大陸航路の船の待合室として使われていたそうです。

現在、1階は「海峡ロマンホール」という多目的スペースになっています。

美術作品の展示や音楽会などさまざまなイベントに使われています。

また、建物に入ってすぐの廊下にはベンチが並べられていて、休憩所としても利用されています。

2階の展示室には、次のギャラリーがあります。

◇「わたせせいぞうギャラリー」(イラストレーター「わたせせいぞう」さんのギャラリー)
◇「海のギャラリー」
◇「門司港レトロギャラリー」
◇「港のマチエール」(「門司港アート村」によるギャラリー)

※「わたせせいぞうと海のギャラリー」として紹介されていることが多いようですが、有料ゾーンの「わたせせいぞうギャラリー」と、無料ゾーンの「海のギャラリー」とに分かれていました。

なお、この建物は1999年に登録有形文化財に指定されました。

外部リンク 北九州市旧大阪商船(文化遺産オンライン)



  旧大阪商船 OLD MITSUI O.S.K LINES LTD. BUILDING
  開館時間 9:00~17:00
料金 わたせせいぞうギャラリーのみ有料
大人 100円  小・中学生 50円
休館日 年中無休
場所 門司港駅前の横断歩道(左側)を渡って
徒歩で30秒程度(駅から徒歩1分程度)
駐車場 門司港駅の駐車場が近くて便利(30分100円)
※下の地図で駅の右側のPのところ
電話番号 (093)321-4151
バリアフリー情報 1階は「車いす」で入場可能 


九州鉄道記念館のお正月

私、昨年は門司港にご縁があり、いろいろなイベントを楽しく撮影させていただきました。
特に九州鉄道記念館は大好きで、お正月に行ってきました。

まずはこの立派な門松をご覧ください!
 
九州鉄道記念館お正月-001.JPG
 
 そして正月らしくおめかししたSLです。

 
しめ縄に鏡餅、そして写真でしか見たことがないクロスした日の丸!
 
 
撮影していると、振り袖姿のお嬢さんが現れて~なんという偶然でしょう♪
鉄のお正月にふさわしい写真を撮らせていただきました。
 
このお嬢さんも「鉄ファン」なのかな?
女性が増えるのは、私 、大歓迎です。
 
 
C591も、記念撮影できるようにセッティングされています。
 
今年も楽しい企画を心待ちにしています。

門司港レトロ展望室 MOJIKO RETRO VIEW ROOM

 門司港レトロ展望室は、マンション「門司港レトロハイマート」の最上階(31階)にある展望室です。

The "MOJIKO RETRO VIEW ROOM" is observation room in the top floor of apartment house "MOJIKO RETRO HEIMART".

マンションの一番上にある「お皿のようなもの」は、ヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)。 

 出入り口は、「国際友好記念図書館」に面したほうです。

「レトロ展望室」の看板のところから入ります。

「港ハウス」側にも出入り口があるけど、そちらは「マンションの住人用」でしょうね。  

入ってすぐ右側に進みます。

エントランスにはスタッフがいますが、料金は上で支払うというシステムです。

この奥のエレベーターに乗ります。  

エレベーターからの景色です。 

エレベーターが動き始めると、ある音が流れます。

いっしょに乗ってる人は、「どうして......なの?」と聞くかもしれません。

僕は、3回乗って、3回ともこのセリフを聞きました。

どんな音かは......行ってみてからのお楽しみ! 

展望室は、意外なほど広くて、ゆっくりくつろげます。 

右側に、ちょっとだけ見えるのは「AIR'S CAFE」で、喫茶コーナーです。 

こちらは、山口県の方の景色。

関門橋(KANMONKYO BRIDGE)が見えます。 

こちらは、門司港ホテル(MOJIKO HOTEL)の方。

ホテルの向こうには門司港駅(MOJIKO STATION)が見えます。

  門司港レトロ展望室 MOJIKO RETRO VIEW ROOM
  開館時間 10:00~22:00 (入館は21:30まで)
料金 大人 300円  小・中学生 150円
休館日 設備点検日(年4回程度)
バリアフリー情報 「車いす」で入場可能(スタッフに確認ずみ) 

「車いす」の人が来場した場合には、スタッフの案内があるみたいです。また、降りるときは、通常は1階下まで階段で行ってエレベーターに乗りますが、(理由を説明すれば)階段を使わずに入ってきたときと同じ階からエレベーターに乗って降りることもできました。トイレも「車いす対応」となっていました。

海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)

海峡ドラマシップは、福岡県と北九州市により建設された巨大観光施設です。
総工費はなんと100億円とか!!
別名「関門海峡ミュージアム」とも言いますが、学芸員がいる博物館というワケではないようです。

入り口は、いろいろあります。

写真正面の「海峡ドラマシップ」の看板の下から入ると、インフォメーションがあります。
写真左端から入ると、無料ゾーンの「海峡レトロ通り」に直接入場です。

写真右側の階段をあがって、2階にも入り口があります。
あがってすぐの所と、ぐるっとまわって反対側の2カ所にあります。
他にもあるかもしれません。  

それでは、「海峡ドラマシップ」と書いてある看板の下から入ってみましょう!
正面に階段があり、(写真には写ってないのですが)右側にはインフォメーションがあります。

階段の右側の通路を奥に行くと、トイレがあります。 

2階に上がると、右手に有料の展示ゾーンがあります。
左側は「海峡こども広場」という子供向けのプレイゾーンがあって、1歳以上100円で遊べます。

展示ゾーンのところを左側に進むと、途中にトイレがあります。 

そして、突き当たりの部屋には、観光パンフレットなどが置いてありました。

ここからも、外に出ることができます。 

外は板張りのオープンスペース。
とても眺めがいいところでした。 

ふたたび2階室内に入って、「海峡レトロ通り」へ。
上の写真は、2階の通路からのものです。 

と、見る間にライトの加減が変わって、夜から昼の景色になりました。 

下に降りてみると、石造りのオブジェがあちこちに造ってありました。
上の写真は、「バナナのたたき売り」かな。 

なんと、電車も展示されていました!
たぶん、昔実際に使われていたものでしょう。
鉄子にとってレトロ通り、最高です!
列車の中にはベンチもあって昔の映像が流れていました。

また、建物の中は、それぞれ土産物屋さんなどのショップでした。  

2階にも、少しだけレトロな通りがありました。
ぐるっとまわると、お店でレトロなお菓子が売ってました。 

ひととおり無料ゾーンをまわったあとは、5階の展望エリアへ行ってみました。 

少し風が冷たかったけど、ここからの眺めは見応えがありました。

追記(2011年2月) 

海峡ドラマシップは、2003年4月26日にオープンした観光施設です。

北九州市と福岡県によって整備され、主に北九州市が管理していましたが、現在は指定管理者制度によりB&A門司港が運営をしています。

メインテーマは関門海峡で、関門の歴史と自然とを紹介する施設として建設されました。

また、「海峡ドラマシップ」は、関門海峡の過去・現在・未来をドラマチックに体験できる空間として、時空を越え停泊する夢の大型船をイメージしてネーミングされたそうです。
そのため、旅行会社のサイトで「海峡のドラマを乗せた船」と紹介されたりもしました。

具体的な施設としては、次のようなものがあります。

海峡レトロ通り(無料ゾーン 1階・2階)
 日本銀行や三井銀行などが立ち並んでいた門司の通りを再現してあります。
 また、等身大の石人形でバナナの叩き売りなど、通りの様子が表現されています。
 中央のあたりには、かつて北九州市内を走っていた路面電車が設置され、
 奥の方では、昔懐かしい映画の看板が展示してあります。

 海峡アトリウム(有料ゾーン 2階から入って4階まで)
 入場してカーブした通路を抜けると吹き抜けの広いホールがあります。
 そこでは、二つのスクリーンに映像が映されます。
 ホールの周りの通路をあがって3階は、「関門歴史回廊」です。
 関門海峡の歴史を人形で紹介されていますがここは撮影不可でした。
 4階は、「リアルタイム関門海峡」です。
 風景を眺めたり、航行をシミュレーションで体験できます。
 料金は大人600円、小中学生200円です。

 多目的ホール(1階)
 各種展示や音楽イベントなどが行われるホールです。
 場所は、1階の「海峡レトロ通り」を奥に進んだところです。
 イベントによっては有料のこともあります。

 海峡こども広場(有料ゾーン 2階から入場)
 海の中をイメージした高さ約12mの吹き抜けの空間です。
 ネット遊具がはりめぐらされ、子供たちに人気です。
 料金は、「1歳以上100円」です。

 展望エリア(無料ゾーン 5階)
 ウッドデッキから関門海峡をながめることができます。
 無料の展望エリアは、下関側で小倉方面はレストランの施設です。

 レストラン(2階・5階)
 2階の「cafe arico」は11時~17時の営業。
 (ただし、平日は15時まで)
 5階の「海峡ふくステージ」は11時~20時の営業。
 どちらも関門海峡の眺めながら食事ができます。
 門司港名物「焼きカレー」も、もちろんメニューにあります。

 ショップ(1階・2階)
 土産物などは、1階の「海峡レトロ通り」の「建物」の中で販売されています。
 また、2階には竹久夢二などのグッズを売るショップなどがあります。

 休憩場所(1階・2階)
 1階の入り口を入ってすぐ右側に、休憩場所があります。
 椅子とテーブルが設置され飲み物の自動販売機があります。
 また、有名人の手形が展示してあります。
 冬季の第1日曜日には 、ここで「琵琶の演奏会」が行われています。
 (演奏会の時も入場無料でした)
 2階の奥には「市民交流ギャラリー」があります。
 各種観光パンフレットが置いてあったり、情報検索コーナーもあります。
 また、隔月で第4日曜日に「寄席」が行われています。
 (入場無料です。また、有料で貸切利用もできるようです)

 野外ステージ
 春・夏・秋には入り口前のステージで音楽イベントなどが行われています。
 オールディーズのライブやキッズダンスなどが行われました。

このほか、1階にはインフォメーションコーナーがあります。
観光パンフレットは1階のエントランスにもたくさん置いてありました。
その他、レンタサイクルも1階にありました。

なお、海峡ドラマシップの名前ですが
  海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)
と標記されていたのですが、
2009年の半ば頃から観光パンフレットや一部のインターネットサイトで
  関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)
と、表記されるようになりました。
門司港レトロでは、施設等の名称変更を何回か行っており、北九州市内に幾つかある○○ミュージアムという他の施設名に合わせて変更したのかなと思いました。

しかし、海峡ドラマシップ入口の大きな看板には「海峡ドラマシップ」と明記されています。
他の表示も海峡ドラマシップのままです。
また、駅の観光地図など観光案内版の地図表示も私の知る限り変わっていません。
さらに、公式サイトのURLはhttp://www.dramaship.jp/です。
2011年2月現在の公式サイト内の文章でも、以下のように「海峡ドラマシップ」と表記されています。
   

  門司港レトロ地区では、平成23年2月5日(土)~3月27日(日)の期間中
  "ふぐと灯りとひなまつり"を開催いたします。海峡ドラマシップでも同期間中、
  「ひなまつり折紙教室」を開催いたします。折紙を使ったかわいらしいひな
  人形を作ってみませんか?
  ◆日時:平成23年2月5日(土)~3月27日(日)の土日祝日 9:00~16:00
    ※3月19(土)~27(日)は毎日開催
  ◆場所:海峡ドラシップ・展示ゾーン4F【リアルタイム関門海峡】
  ◆料金:展示ゾーン料金が必要 大人500円、小.中学生200円、
       未就学児無料

ということで、当ブログにおいても、当面の間「海峡ドラマシップ」と表記させていただきます。

山九本店

レトロな町並みを歩いていると、意外な建物を見つけました。

なんと、有名な「山九」の本店だそうです。
北九州の門司区にあるとはまったく想像してませんでした!