旧門司税関

旧門司税関は1912年(明治45年)の建築で、1927年(昭和2年)まで使われました。
設計者は明治建築界三巨頭と言われた妻木頼黄(つまきよりなか)です。

税関が西海岸の方に移動したため、建物は民間に払い下げられ、しばらく倉庫などに使われていたそうです。その後、老朽化した建物を北九州市が買い取り、修復したのが現在の「旧門司税関」の建物です。

現在は、休憩室やギャラリーとして使われていて、様々な展示会が行われています。

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このあたりは、休日は人通りが多く、観光客でにぎわっています。
上の写真は、早朝に写したもの。

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こちらは、建物を「第一船溜まり」の側から写したもの。
左端にちょっとだけ写っているのはブルーウイングもじ(ブルーウィング門司)です。

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こちらは、昼間の撮影。この時は何かイベントが開催されていて、多くの観光客が行き交っていました。

建物の中は1階には広い吹き抜けと、奥の方に「税関展示コーナー」。
海側には喫茶店「レトロカフェ」があります。

2階はギャラリーと展望室があり、年間を通してさまざまな展示会が開かれています。

3階は小さな展望室になっています。

ここで開かれる展示会や音楽会など様々なイベントは、たいてい無料なので、休憩がてら寄ってみるといいかもしれません。

なお、現在の門司税関本関のビル(門司港湾合同庁舎)は門司港駅と海峡ドラマシップの間に建てられています。
管轄区域は、山口県と一部地域を除く福岡県・佐賀県、および大分県・宮崎県と長崎県の壱岐・対馬です。支署に「博多税関支署」や「大分税関支署」、「福岡空港税関支署」を擁するあたり、かつての大都市「門司」の片鱗がうかがえます。

公式サイト  税関展示コーナー(旧門司税関)

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