最後の日に食べたいもの
朝食を食べていると、こんな会話が聞こえてきました。
「......それでね、汗で流れちゃうから、私はつけまつげをしてるの......」
うん?舞台関係か何かの人?女の人は饒舌(じょうぜつ)に、男の人は、ぼそぼそっと話しています。
「......テレビでね上戸彩が、地球最後の日に食べたいものっていうので、その店の焼きカレーを選んだのね。それでね、おかしくって(笑)。焼きカレーなんていつも家で作ってるのに。それでね、その放送があったのが金曜日だったんだけど、土曜日はきっとすごい人だろうと思って行ってみたら、ホントにすっごい行列だったのよ......ねぇ、最後の日に食べたいものってなぁに?......わたしは、ハンバーグ(←元気良かった)、あなたは?」
「最後に食べたいもの?そうだね、シンプルに卵かけご飯かな」
「えー、何それ!シンプルすぎる(大笑)」
「え、だって最後に食べたいものだろ?」
「あ、わかった、それって朝ご飯でしょう!?」
うーん、最後に食べたいものって、飲んだり仲間との食事でよく出てきそうな話題ですね。お茶漬けとかもありそう。
「ねえ、あなたの家って羽田からどれくらい?」
「1時間くらいかなぁ」
「それじゃ、今日は気を付けて帰ってくださーい。ねえ、そこって、田舎?都会?」
とりとめのない会話は、いつまでも続いてました。
その後、僕は早めに出て車に帰ってホッと一息。前では子供たちが走り回って遊んでいました。
しばらくすると、二人が出てきて、石畳の道を南の方に歩いていきました。
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