門司港のブルーモーメント

春になって夕方もいくぶんすごしやすくなったので、ブルーモーメントの風景を撮りに出かけました。



門司港駅のロータリーから、噴水広場へと歩いていくときに通る場所です。

門司港駅は、この夏頃から改修工事にとりかかるということ。

そのことを思うと、今のうちにこの写真が撮れたことは感慨深いものがありました。

何といっても一年後には、こんな風景は撮影できませんから。

To be continued

レトロの夕暮れ~旧門司税関横ボードウォークにて~

10月のある日、夕暮れ時に建物を撮影していました。

旧門司税関の横にあるボードウォークで門司港ホテルを写したときに、二組のカップルがそれぞれベンチに腰掛けて語り合っていました。

少し海辺に近づいて人物がうつらないように撮影しても良かったのですが、ちょっと離れた位置でパチリ。

写真がこの大きさでは分からないと思いますが、門司港ホテル側にもベンチがあって、同じような状況でした。

そして、右手の橋は「ブルーウィングもじ」。恋人の聖地に選ばれています。


ついでに・・・・橋の向こうには関門海峡が広がっています。

対岸の下関側に見える「海峡ゆめタワー」も、恋人の聖地に選定されていますね。

レトロ展望室から

最近、写真をアップしていなかったので、過去の写真を見てみました。そういえば、ブルーモーメントのカテゴリは作ったっきり、一枚も写真を掲載していませんでしたので載せることにします。

上の写真は、門司港レトロ展望室から門司港駅の方を見たときのものです。

窓の外が青い光に包まれていますが、ちょうど日が沈んで夜の闇が訪れるまでのわずかな時間帯の風景です。

そういえば今思い出したのですが、先日、レトロ展望室でこんな会話を耳にしました。


それは、あちらが(写真の向こう側)が下関と勘違いをしていた観光客らしき人に、別の人が下関は右手の海の向こうだと説明している場面でした。

向こうは小倉の方だという説明が続きました。それを聞いて先ほどの人が、そうかあっちに門司駅があるのか、あれは門司港駅か、でも門司区役所はここにあるしのう......。と、不思議がっていました。

何が不思議かというと、門司駅ははるか彼方にあるのに、なぜ門司区役所はここから見える門司港駅のすぐ近くにあるのか、ということです。

その謎を解く鍵は、駅名の変更にあります。

現在の門司港駅は、大正3年に現在の場所に駅舎が建てられたときは門司駅という名前でした。ところが、昭和17年に関門トンネルが開通するのに伴って、隣の大里駅(だいりえき)が門司駅という名称を使うことになり、門司駅は門司港駅と名称変更されました。ちなみに、この時に下関駅も現在の場所に移転しています。

今の門司駅がある場所は門司区大里で、ふだんは大里(だいり)と呼ばれているところです。そして、門司区役所があるのは門司区清滝ですが、これは門司区門司のすぐ近くです。

門司区は、もともとは門司市であり、さらに昔は門司市と大里村でした。そのため、門司市役所(現在の門司区役所の建物)が旧門司市の中心地であった門司港駅の近くに建てられているというわけなのです。

さらについでながら、門司港(もじこう)という地名は、私の知る限り国土地理院など地図には使われていません(観光用の地図には使われています)。いわゆる門司港レトロと呼ばれているところは、門司区西海岸や門司区港町とか門司区東港町という地名になります。

バナナの叩き売りの歌に、(門司の港という意味で)「もじみなと」という言葉が登場しますが、もしかすると、門司港レトロのあたりは単に「みなと」と地元では呼ばれていたのかもしれませんね。有名な「門司みなとまつり」は、「門司港まつり(もじこうまつり)」ではなく「門司の港祭り」でしょうし。


話がかなり横道にそれてしまいました。

現在(2011-8)、門司港レトロではB&A門司港の主催で、サンセットフォトコンテストの募集を行っています。こちらは「夕陽」がテーマのようですから夕陽が沈むまでの写真になるでしょうが、その後のブルーモーメントの門司港もいい雰囲気ですよ!