巡視艇「はやなみ」の一般公開(関門港ボート天国2011)

関門港ボート天国のイベントで、巡視艇「はやなみ」の一般公開がありました。

最初、船といえば西海岸だろうと勘違いして、海峡ドラマシップのほうに行きました。

でも姿が見えません。

近くの人にうかがうと「マリンポートのそばです」とのこと。


やっと見つけて、パチリ!


ゆるキャラが船の前で待っていて、記念撮影もできるようでした。

さて、風船を持ったお子様の後に続いて、私も巡視艇に乗り込みました。

急な階段を上がって操舵室に入ると・・・・

「あっ、これはレーダー!?」

では、これは・・・・?

近くの海上保安官に、そっとうかがいました。

「あの~、レーダーが2台もあるのですか?」

「いえ、レーダーはオレンジ色を表示している方で、黄色の表示をしている方はレーダーとGPSなどの複合機です」

私、黄色の表示をしている方がレーダーと思ってました。

「立派な双眼鏡がありますね」

「どうぞ手に取って、使ってみてください!」

恐る恐る双眼鏡で外を見てみると、景色がハッキリ見えます。

「この双眼鏡はどこのメーカーのものですか?」

「えーっと、Nikonと書いてありますね。値段も高いそうです」

確か、7倍ズームの双眼鏡というお話でした。

舵(かじ)は・・・・どれでしょう?自動車のハンドルみたいなあれかな?

昔の海賊船のような大きな舵を想像していたので、ちょっと意外でした。

船内の様子は、「門司みなと祭り」の時に見学した海上自衛隊のミサイル艇よりもサッパリした印象です。


ひととおり船内を見て、デッキに出てみました。

見慣れているレトロハイマートが新鮮に見えます。

ぐるっとまわって見上げると、たくさんのアンテナが立っています。

でも、海上自衛隊の船と違って、ここもあっさりしています。

船を降りた時に、近くの海上保安官の方に質問をしました。

「この船は武器は積んでいないんですか?」

「はい、警察と同じようなものですね」

「では、領海侵犯の船が攻撃してきたらどうするんてすか?」

「どうもできないですね」

「では逃げるだけですか?」

「いや~、ねらわれたら逃げ切れない。終わりですよ。最近の船は防弾になっているから良いけど、この船は古いから・・・・」

「では危ないところには行かない、それしかないですね」

「でも、仕事ですから、そんなことは言えませんね」

危険と隣り合わせの仕事なんだと、しみじみ感じたお話でした。

そして、話の端々(はしばし)に、私たちの生活を守ってくださっている自信が感じられる貴重な体験でした。

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