門司検潮所
西海岸の方をぶらぶらしていたら、こんな建物を見かけた。
建物の看板には、「門司検潮所」と書いてあった。
帰ってから調べてみると、「検潮所」とは文字どおり「潮位を測るところ」のようだ。
設置がどこかによって「検潮所」「験潮所」「験潮場」などと呼ばれるらしい。
そこで、国土地理院の「検潮場」を調べてみると、全国で25カ所が掲載されていた。
ところが、「門司検潮所」については記載がない。
今度は、海上保安庁のサイトで「平成20年4月1日現在、海上保安庁所管の20箇所の験潮所及び気象庁所管の65箇所の験潮所」というページを見てみた。ところが、こちらにも「門司検潮所」という記載がない。
変だなぁと思って、門司港の歴史を調べてみると、確かに「昭和35年に門司験潮所設置」との記述を見つけた。まあ、実際に建物があるのだから、設置されたのは確実だ。ちなみに、この年に「関門国道トンネル」が完成している。
あれこれ調べているうちに、海上保安庁のサイトの中で次の記述を見つけた。
・門司験潮所は平成20年3月31日で観測を終了しました。(H20.4.1)
となると、この建物はいずれ取り壊されるのだろうか。
※どうでも良いことかもしれないが、写真の看板は「検潮所」。海保のサイトは「験潮所」だね。
なお、「検潮場は永久標識として位置づけられている」らしいので、もしかしたら観測が終了しただけで建物は残すのかもしれない。
が、いつ無くなるか分からないので「懐かしの写真」のカテゴリに保存する。
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