門司港レトロ案内

「平家物語」演奏会に行ってきました。

場所は、海峡ドラマシップで、野外で行われていることもありますし入ってすぐ右手の部屋で行われていることもあります。

今回は室内での開催でした。

朗々とした謡（うたい）と張りのある琵琶の音、「祇園精舎」や「那須与一」を興味深く聴かせていただきました。

この日は観光客だけでなく地域の方も来られていて、見事な演奏に大きな拍手。

生で琵琶の音色が聴けるなんて、めったにないと思いますから。

さて、前半の平家物語が終わり、ここからが北田旭朋師範の本領発揮です！

軽妙で迫力あるお話で、観客を笑いのるつぼに引き込んでいきます。

えっ、琵琶の演奏会で笑い？と思われるかもしれませんが、ホントです。

曲が始まる前には「待ってました！」のかけ声。（意外でしょ？）

ヤマ場では「うまい！」の声がとびます。（いや、ホントですって・・・・）

曲目はいつしか平家物語を離れて、「黒田節」やら「博多どんたく」やら「たかさごや」まで、手作りの歌詞カードが観客に配られ、みんなで大合唱！

「炭鉱節」の曲になると、観客の皆さん、なんと踊り始めました。

椅子に座っている方も、手はひらりひらりと踊ってたりします。

すっかり予定時間オーバーですが、出入り自由・観覧無料というのも門司港レトロらしいところです。

ちなみに、１１月には別の場所の演奏会があるそうで、そちらは入場料が４千いくらかだったと思います。

この「平家物語」演奏会、海峡ドラマシップで毎月第１日曜日に開催です。

時間は、１回目が１１時から２回目は午後１時からとなっています。

早鞆旭会の北田旭朋（きただきょくほう）師範の唄とお喋りは、一聴の価値があると思いますよ！

あっ、琵琶の演奏を、あんまり褒めてなかった・・・・いや、あまりにお話が面白いもので・・・・