はんなり布巾展 2011 夏

8月12日、旧門司税関の2階で行われていた「はんなり布巾展」を訪れました。

中は撮影禁止なので、ゆっくり見学しながら廻りました。
(※このサイトのことをお話しすると撮影許可がいだけました)

素敵な刺繍の布巾が展示してありましたが、作品の中で、私はこの金魚のタペストリーが一番好きでした。
それで、受付にいらっしゃった方(作者の「みずほ」さんでした)に、この作品のことをうかがってみました。

「あの~、この金魚はどのようにして作られたのですか? 染めてあるような刺繍で色を付けてあるような不思議な金魚ですね」

「それは着物の金魚の所を切り取って、その上から刺繍したんです。後ろの水は蚊帳を切り取って使いました。汚れていたので洗ったら色が抜けてしまって・・・・、だから染めたんですよ」

さて、布巾のこと。

制作のきっかけは、帰りの遅いご主人の食事にかける布巾に刺繍したことからだそうです。

そして、刺繍した布巾が50枚たまったところで、1年365日それぞれの布巾を作ってみようと思いつかれたそうです。

見学されるご婦人も多く見かけました。

布巾もさることながら、私と同じように金魚に興味津々の様子でした。

一月ごとにタペスタリーが制作してあり、なかなか見応えがある作品展でした。

布巾のほうは、一枚一枚にその日にちなんだ刺繍がしてあり、それぞれにカードが添えられ説明が書いてありました。

作品と共に、コメントも興味深く読ませていただきました。

さて、作者の「みずほ」さんは現在埼玉県に住んでらっしゃるそうですが、お友達の薦めもあって、昨年この旧門司税関で第一回のはんなり布巾展をされたそうです。

その時は1年のうち4ヶ月分の布巾を展示されて、今回は第二回目4ヶ月分の展示だそうです。

来年3月頃に残りの4ヶ月分を仕上げて、一年分の布巾展を開催される予定とのこと。

門司港のご出身で里帰りを兼ねた作品展とおっしゃっていました。文化で繋ぐ故郷というところでしょうか。来年3月の作品展が楽しみです。

コメント(2)

展示会にご来場ありがとうございます。
そして、早速 レポートしていただいて嬉しいです。

来年はたぶん六月頃 同じ会場で 一年分の掲示をできたらと思っております。
期間中、毎日平均180名の方が興味深く見ていただいております。展示会も 残すところ あと一日限りですが、いろいろな方に見ていただけたらと思います。

みずほさん、コメントありがとうございます。

作品展は盛況だったようですね。力作揃いだったことからも頷けます。毎日平均180名もの方が訪れるとは、かなりのものですね。

来年6月頃、一年分を一挙に見られることを想像すると、きっと今回以上のすばらしい展示会になることと思います。

多くのファンの方々も、その日を楽しみに待たれていることでしょうね。

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