山口銀行門司支店

維新海峡ウォークの会場で、山銀の方とお話をする機会がありました。

山口銀行の建物は、国道3号線と桟橋通の交差点にあり、ある意味、門司港の顔だと感じます。

竣工は1934年(昭和9年)で、設計は桜井小太郎、施工は竹中工務店です。

ぱっと見ると石造りのようにも見えますが、鉄筋コンクリートの2階建ての建物です。

もともとは、横浜正金銀行(現在の三菱東京UFJ銀行の前身の一つである東京銀行の前身)門司支店でした。

 

ところで、門司には門司港駅や山口銀行など、たくさんの古い建物があったのですが、ここ数年で次々と無くなっています。

最近では、福岡中央銀行が道向かいに新しい建物を造っていたので、もしかして旧い方を崩すのかな?と思っていたら、そのとおりになってしまいました。

ある程度、予想していたので旧い建物というか、由緒ある建築物を写真に収めてはいましたが、大変残念です。

折しも、下関で山陽ホテルが解体というのを新聞で読んだ時期と重なっていただけに、何とかならなかったのかなと思ってしまいました。

今のところ、山口銀行門司支店は大丈夫と信じたいのですが・・・。

 

でも、維新海峡ウォークの会場で山銀の方におききした話によると、山口銀行門司支店は10月には無くなってしまうそうです!

と言っても山銀が単純になくなってしまうという話ではなく、九州にある山銀の18の支店が、北九州銀行にネーミングを変えるそうです。

そして、私が門司港駅に行くときの目印にしている緑の看板も、黄色に変わるとか!これはショックでした。

 

「あのー、山銀の看板が変わるだけで、建物はそのままですよね?」

○はい、10年前に、外のタイルを磨いたことはあるようですが、今のところ計画はありません。

「古い建物でコンセントがないとか使いづらくないですか?」

○確かに不便なところはありますが、工夫してやってます。

○下関の旧本店も、資料館として保存されています。

○そちらの方も見学されてはいかがですか?

山銀の銀行員の方のお話に、少し安心しました。

慣れ親しんだ緑の看板に愛着はあるけど、黄色い看板になっても建物は今までどおり私を迎えてくれそうです。

やっぱり門司港レトロに山銀の建物は必要ですもの!

それにしても、九州の銀行が次々と古い建物を崩すのに山口の銀行が古い建物を大事にしてくれるのは、対照的だと思いました。

 

ついでに、私、きいてみました。

「やまぎんレトロラインはどうなるのでしょうか?」

○まだ先のことでわかりません。

○ネーミングライツには期限があるので、次の更新の時には変わるのかもしれませんね。

とのお答えでした。

将来、「やまぎんレトロライン」は、「北九銀レトロライン」になっているかな。それとも、「北九レトロライン」かな。

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